前回の記事で、モラハラと言う言葉を知った時のことを書きました。
どうやら日本には「モラハラ」という言葉が出来ているらしい。
こんな風に言葉が生まれるくらいだからメジャーなのかな。
なんて思いながら、一緒に住む夫の暴力性を振り返ってみた。
インターネットで調べたモラハラの特徴を見ていると、
「そうそう、こんなこと言われた」
「なぜか威圧感があるんだけど、そのせいか〜」
「いつもいつも責められていたけど、私は悪くなかったんだね。」
などと、思い出すことも気がつくこともいっぱい。
「とにかく早く家を出たい」
居ても立っても居られなくなり、なんとかして逃げようと考え始めました。
ひとまずは今まで通りの生活をするも、夫がいない昼間は家出のこと、シングルマザーのこと、離婚調停のことなどをネットで調べ始めました。
スポンサードリンク
不安なことだらけだけれど、中でも非常に気になっていたのは。
1)もし夫に断らずに子供を連れて家出して、後々調停で私が不利にならないか
2)夫の通帳や印鑑を持ち出していいのか
3)夫に「離れたいというべきか、それとも黙って家を後にするか」
当時は孤独に海外に住んでいて、身近に専門家がいるわけでもないのでとりあえずネットで調べた実家近くの女性相談窓口と無料離婚相談の行政書士さんに気がかりなことを相談してみることにしました。
実家近くの女性相談窓口に家の電話から国際電話でかけてみました。
今思えば当たり前だけれど。
「こんな相談をしている私に、電話口に出た相談員さんは怒らないんだ。よかった〜」
なんて感じていました。
それほどに、日々モラハラ夫に怯えていたのでしょう。
そして、相談員さんが言ったのは。
「とにかく一度日本に帰ってらっしゃい!夫には体調が悪いでもなんでもいいから言って帰ってきなさい。
今の状況では何のサポートも出来ないから」
窓口に出られた方は、海外からかかってきている電話ということに驚いていて、しきりに電話料金を気にされておられました。
結局、女性相談窓口には3回ほど電話しました。
女性相談員さんに相談して、これといった答えのようなものは見つからなかったけれど。
「日本には受け皿がある」
ということは何となく感じて、安心して帰国することが出来たのでした。
そして、ネットで見つけたスカイプ無料相談の行政書士さん(男性)。
スカイプとはいえ、顔を見て話すのではなく音声だけのスカイプでした。
今の不安を打ち明けたけれど、ものすごく淡々と答えてくれて・・・
(この人は帰国後、行政書士としての自分の客にはならないだろうと予想したのか・・・)
でも、
「夫に断らずに子連れで帰国しても問題にはならないんじゃないのか」
というようなことを言ってくれて少々安心した。
こちらは無料だしちょっと怪しいかなと思ったけど、相談だけさせてもらえてその後何か言ってくることもなかった。
というわけでありがたい民間のサービスでした。
こうして専門家には2カ所に相談したけれども、抜本的な解決策は見つからなかったものの。
みなさんが口を揃えて言うのは、
「一度、日本に帰ってきなさい」
ということだった。
そうしてますます、夫から離れることを真剣に考えていきました。
「こうなったら近いうちに家を出る。
そう、来週には!」
と、自分一人で決意し行動していったのでした。
スポンサードリンク
関連記事