モラハラ夫と結婚して、海外で住むことになった。
それによって、私はたくさんのものを止めたり、諦めたり、捨てたりしてきた。
それは仕事だったり、心底好きなことだったり、余暇のほとんどを費やすことだったり・・・
当時は、結婚するんだから色んなことを我慢しないといけないとか、海外に住むんだから出来ないしもう諦めようと自然にしていた。
それに、結婚して海外に住む。
すべてが新しいことだらけで、ワクワクしていたから、自分の今まで培ってきたものを全て日本に置いて行ってしまった。
そうしているうちに、モラハラ被害に遭い、
『私なんて、価値のない人間だわ』
『私はだた生きているだけ』
『自分は何をやってもダメ人間だ』
『夫の承諾なしに、やりたいことも食べたいこともしたいこともしてはならない』
って、本気で思っていたし、
そう思わされていた!!!
全ては、モラハラ夫にとって都合のいいように、妻を洗脳して自分の手の内に入れておこうとするために、
妻自身を価値がないと思わせて、弱らせて、コントロールしようとしていた。
それがモラハラ!
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自分は、モラハラ被害者であったけれど。
そんな風に自分を忘れてしまうくらいになるまで、夫の暴言を浴びることにさほど抵抗しなかった私も悪いのである。
(習い事もしたいと言ったら、モラハラ夫に大声で怒鳴りつけられたなぁ。それもレストランで。詳しくは⇨『人前で怒鳴られる』)
今は、前を向いて生きていきたいので自分自身を”モラハラ被害者”の立場に置いておきたくない。
今はもう自由!
海外で住んでいた家を出て2年以上が経ったし、離婚も成立した。
もうやりたいことだけやって生きていこうと思っていた。
そんな矢先、友達からフラダンスの発表会を観に来ないか?とのお誘い。
私はとっさに、
『もちろん発表会観に行くけど、私も踊りたい!』
と言っていた。
そう、私は独身時代フラダンスを習っていた。
結婚した時に辞めてしまった、もう7年も踊っていない。
あの頃は、自由に好きなところに住んで好きなことして生きていたなぁと思い出した。
今の私は、シングルマザーで子供を一人で育てている。
大抵は子供中心の行動をしているけれど。
私だって、好きなことやったっていい!
昔行っていた教室というのもあり、子連れOK、毎回出なくても大丈夫、お月謝ではなく単発で支払える。
と、いいことばかり。
ついに独身時代に通っていた教室に通いだした。
先生も仲間たちも大歓迎で迎えてくれた。
7年振りだったけれど、体はちゃんと覚えている。
専門用語は忘れているけれど、そこそこ踊れて自分でもびっくり!
子供は、1日私に付き合ってくれたけど、文句も言わずありがたかった。
初めは踊る母を見て照れていたけど。
そのうち安心したのか、自分で遊んで待っていてくれた。
帰りはみんなでランチして。
友達とのランチも、今はなかなか出来ないから、楽しいひと時。
独身時代の楽しかった頃を思い出した。
『あぁ、こんな風に楽しく過ごしていたんだなぁ』
『でも、今も楽しい!』
『こうやって生きていこう!』
そう思った。
そういえば、『レジリエンスこころのcare講座』でも、ワークとして、
『自分が好きだったことを書いてください』
とか、
『自分が何をしている時が一番リラックスするか書いてください』
などとあった。
その時、私は自分の好きなことを思い出して書き出してみて、心がパーっと明るくなった覚えがある。
本来の自分が、本当に好きなことを、自分で思い出すこと。
とっても大事なんだと思う。
こうやって、好きなこともしてワクワクして生きていきたい。
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