出産する頃には、モラハラ夫のことをこんな風に感じていた。
《この人、きっと育児にも無関心だろうな》
《慣れない海外での出産に関して全く関心がない》
《出産に関して全く気遣いが無い》
《他人事のようだ》
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夫が、生まれてくる子供の父親が、
こんな人で大丈夫だろうか、という不安はすでにあった。
出産育児雑誌なんか見ると、
父親が出産の立会いをして、実感が出ました〜とか、感動しました〜、妻を尊敬しました〜とか、
感想が書かれていて、
『あぁうちも立ち会えばちょっとはマシになるかなぁ』
なんて簡単に思っていた。
その時は、少しでも父親の実感をもたせようと出産の立会いをお願いした。
出産を見れば少しは感動したりして育児に協力的になるかな~なんて淡い思いを心に浮かべて。
結局帝王切開になってしまい、立ち会うとしても手術の立会い。
日本では手術に立ち会わせるってなかなかないかもしれない。
わたしが住んでいた国も、初めは病院側にだめと言われたけど。
何が何でも見せ付けたかった。
わたしが頑張って出産しているところ。
子供の産まれる感動を。
拙い英語で必死に夫を中に入れて〜とお願いして、
念願叶って出産立会いしてもらった。
しかし、、、
結果は、、、
全く変化なし。
出産の感動も無かったみたい。
生まれた後、震える手を握って欲しかったんだよな〜
大切な人に。
だって、赤ちゃんが、自分の赤ちゃんが生まれてきて、
この心の底からの感動を
分かち合いたかったんだもの。
そんな風に思っていたところ、
す〜〜っと、麻酔で眠らされてしまったわたし。
夫は、会社の人や周りの人に出産のことを面白おかしく話してみたりはするけれど、
一番近い存在の私に対して、
出産お疲れ様とかそういった配慮はなかったな・・・
その後の育児の理解や協力の無さではっきりと、
この人には出産立会いが意味がなかったと感じた。
無理に立会いなんて、させなくっても良かった。
心の無い人に。
大変な子育て中に夫の冷たさを再認識したので、
本当に苦しくて、きつかったし、悩んで、モヤモヤして、
気持ちだけでも助けてほしいのに、
いつも振り切られていた。
子供のことで話しかけても、無口。
もしくは、
『お前はいつも文句ばかり言ってる』
とか、
子供が高熱を出していても蚊帳の外って・・・
もう本当にどういうことだと、思っていた。
よく、耐えていたなぁ
よく、頑張ったなぁ、
よく、ちゃんと子供一人で育てたね、
って、自分に言ってあげたい。
今ならそう思う。
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